Diary from Tokyo

東京都在住。ジャンルを特に決めず、思ったことを書いていきます。

TELハラ

「TELハラ」という言葉があるそうです。

会社では、新入社員が率先して電話を取るという習慣があり、

それは、社会人としての電話対応の基本を覚えるためや、

取引先を覚える、あるいは、先方に新人を覚えていただく、

先輩に電話対応で仕事を中断させない、などの意味がある

ためで、そういうものだと思っていました。

 

ただ、今の若い方は、そもそも電話をしないそうで、

携帯での通話はもちろん、固定電話なんてあまり使わないので、

社会人になって、いざ電話対応をしろといわれると、

すごい苦痛なのだそうで、それを強要される状態が「ハラス

メント」だという訳なのですね。

 

この意見に対して、私を含め古い世代は、「これのどこが

ハラスメント?」という感じの感覚ではあります。

ただ、社内の人も覚えきれてないところなのに、電話を取り次ぐ

のは大変で避けたい気持ちになるのはわかります。電話の対応を

黙って聞かれて、後から「さっきのさあ~」と意見されるのも

嫌なものです。「だったら、自分でとれよ!」と心の中で

いいたくもなります。オフィスに音楽を流すなど、無音の状態に

しなければ、少しやりやすいかもしれません。

 

それでも、電話というものがそもそもいきなり鳴って、だれかの

仕事の邪魔をするものである以上、専用のコールセンターがある

ような大企業でもない限り、誰がとるのが一番効率的かといったら、

まだ売上に貢献できない新人がとるのがよい、ということになる

訳です。それに、新人ならまだ見逃してもらえますが、数年経っても、

電話対応がまともにできない人って、ちょっとな~と思います。

 

電話対応は、「ですます」でしゃべればいいというものではなく、

実は、失礼のないように対応するのは、結構難しいです。

以前勤めていた会社には、専用のコールセンターがあったのですが、

電話で穏やかに話しつつ、必要な情報を1回で聞き取りながら、

デュアルディスプレイに移るシステムを駆使して、何百人もいる

社内の人間に短い時間で適切につなぐのは、すごい技術だと思った

ものです。

 

新人の仕事=簡単な仕事 と思われがちですが、実は専門知識が

いらないだけで、やっていることは難しい。

だから、慣れていないとできないし、どんどん電話を取って慣れて

いかないといつまでも苦手意識を持ったままです。

「メールでいいじゃん。」「SNSでいいじゃん。」は、電話でも

問題なく対応できる人が言うなら説得力がありますが、そもそも

それができない人が言っても、誰もまともに取り合いません。

携帯持っている人には直接携帯にかけてほしい、という考えも、

電話を取る立場にたつとわかりますが、・・・ケチなことを言うと、

携帯の通話料金は固定電話より高いので、会社員としては、

そのあたりのコスト意識は敏感なので、固定電話で済むなら、固定

電話の方が話しやすいのです。携帯の通話料金が固定電話と変わら

なくなれば、携帯に直接かける人は増えるかもしれません。

 

会社の人員にもよると思いますが、積極的に取らなければならないのは、

次の年に後輩が入ってくるまでだとすれば、1年くらいはがんばって、

慣れてしまえば、その電話対応の技術は自分の財産になります。

どんなにSNSが普及しても、電話ゼロで仕事がずっとできるとは思えません。

将来、そんなことで信用を失ってやりたい仕事ができないなんてことが

ないように、なんとかがんばってください。